犬の椎間板ヘルニアは、特にダックスフンドなどの犬種に多い病気です。
突然歩けなくなったり、後ろ足に力が入らなくなったりすることがあり、重症の場合は手術が必要になります。
そのため多くの飼い主が気になるのが「治療費はいくらかかるのか?」という点です。
この記事では、犬の椎間板ヘルニアの治療費や手術費用の目安について詳しく解説します。
犬の椎間板ヘルニアとは
椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板が飛び出して神経を圧迫する病気です。
主な症状には次のようなものがあります。
- 首や背中を痛がる
- 歩き方がおかしい
- 後ろ足に力が入らない
- 抱き上げると鳴く
症状が進行すると、歩けなくなるケースもあります。
椎間板ヘルニアになりやすい犬種
犬の椎間板ヘルニアは、すべての犬種で発生する可能性がありますが、特に発症しやすい犬種があります。
主に「胴長短足」の体型を持つ犬種で多く見られます。
代表的な犬種は次の通りです。
- ミニチュアダックスフンド
- コーギー
- ペキニーズ
- シーズー
- フレンチブルドッグ
特にミニチュアダックスフンドは椎間板ヘルニアの発症率が高く、若い年齢でも発症することがあります。
そのため、これらの犬種では
- 高い場所からのジャンプを避ける
- 体重管理をする
- 背中に負担をかけない生活環境を作る
といった予防が重要になります。
犬の椎間板ヘルニア治療費の目安
治療費は症状の重さによって大きく変わります。
| 治療内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 診察・検査 | 5,000円〜15,000円 |
| レントゲン | 5,000円〜10,000円 |
| MRI検査 | 50,000円〜100,000円 |
| 薬治療 | 10,000円〜30,000円 |
| 手術 | 300,000円〜600,000円 |
| 入院 | 5,000円〜15,000円 / 日 |
重症の場合、総額で 30万〜70万円程度かかることもあります。
手術が必要になるケース
次のような症状がある場合、手術が検討されることがあります。
- 後ろ足が動かない
- 排尿や排便ができない
- 強い神経症状がある
手術後は数日〜1週間程度入院することもあります。
実際の治療費例
例として、椎間板ヘルニア手術のケースを紹介します。
ダックスフンド(6歳)
| 内容 | 費用 |
| MRI検査 | 約60,000円 |
| 手術 | 約400,000円 |
| 入院(5日) | 約50,000円 |
| 薬・通院 | 約20,000円 |
総額
約53万円
※費用は病院によって異なります。
ペット保険で費用はどれくらい変わる?
ペット保険に加入している場合、治療費の一部が補償されることがあります。
例えば補償割合70%の保険なら
治療費50万円
↓
自己負担 約15万円
このように負担を大きく減らすことができます。
椎間板ヘルニアの重症度(グレード)
犬の椎間板ヘルニアは症状の重さによって「グレード(重症度)」に分類されます。
| グレード | 症状 |
|---|---|
| グレード1 | 背中の痛みがある |
| グレード2 | 歩き方がおかしい |
| グレード3 | 自力で歩くのが難しい |
| グレード4 | 後ろ足が動かない |
| グレード5 | 痛みを感じなくなる |
グレードが高くなるほど症状が重くなり、手術が必要になる可能性が高くなります。
特にグレード4〜5の場合は、早急な治療が必要になることがあります。
よくある質問(FAQ)
犬の椎間板ヘルニアは自然治癒しますか?
軽症の場合は安静や薬による治療で回復することもあります。
しかし、症状が進行すると手術が必要になるケースもあります。
手術しないとどうなりますか?
重症の場合、神経の圧迫が続くことで後ろ足の麻痺が残る可能性があります。
そのため、症状が強い場合は早めに動物病院で相談することが重要です。
椎間板ヘルニアは再発しますか?
一度発症した犬は再発することもあります。
体重管理やジャンプを避ける生活など、日常生活での予防が大切です。
まとめ
犬の椎間板ヘルニアは、軽症なら薬治療で済むこともありますが、重症の場合は手術が必要になることがあります。
治療費の目安は
10万円〜70万円程度
と幅があります。
突然の高額治療に備えるため、ペット保険を検討する飼い主も増えています。
愛犬の様子がおかしいと感じた場合は、早めに動物病院で診察を受けましょう。
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