犬が突然ブルブルと震え始めると、「寒いだけ?」「どこか具合が悪いの?」と不安になりますよね。
犬が震える原因は、寒さや緊張など心配のいらないものから、痛み・中毒・内臓疾患など早急な受診が必要な病気までさまざまです。本記事では、犬が震える主な原因、注意すべき危険なサイン、動物病院で行われる検査や治療費の目安、自宅でできる対処法をわかりやすく解説します。
震えは見極めが難しい症状のため、正しい判断基準を知っておきましょう。
犬が震える主な原因
寒さ
気温が低いと、体温を保つために震えることがあります。特に小型犬や短毛種、シニア犬は寒さの影響を受けやすいです。
不安・ストレス・緊張
雷や花火、来客、動物病院など、強いストレスを感じる場面で震えることがあります。
興奮
うれしさや期待など、感情が高ぶったときに震える犬もいます。
低血糖(特に子犬)
子犬では血糖値が下がることで、震えやふらつきが出ることがあります。緊急性が高い場合もあります。
痛み
関節や内臓の痛みが原因で震えることがあります。足をかばう、触られるのを嫌がる場合は注意が必要です。
発熱
感染症や炎症によって体温が上がり、震えることがあります。
中毒
チョコレートや人間の薬、植物などを誤って口にすると、震えやけいれんが起こることがあります。
神経系の病気(てんかんなど)
発作の前後に震えが見られることがあります。
危険なサイン|すぐ動物病院へ行くべき症状
震えが長時間止まらない
寒さや一時的な緊張以外の可能性があります。
元気がない・ぐったりしている
低血糖や中毒、内臓疾患が疑われます。
嘔吐や下痢を伴う
胃腸炎や中毒の可能性があります。
歩き方がおかしい・ふらつく
神経系の異常が考えられます。
呼吸が荒い
心臓や肺のトラブルの可能性があります。
動物病院で行われる検査と治療費の目安
震えの原因を特定するため、複数の検査が必要になることがあります。
・診察料:800〜1,500円
・血液検査:5,000〜8,000円
・レントゲン検査:5,000〜12,000円
・超音波検査:5,000〜10,000円
・点滴治療:3,000〜7,000円
原因によっては、継続的な通院が必要になることもあります。
自宅でできる対処法
症状が軽そうな場合は、以下を試してみましょう。
・毛布や服で体を温める
・静かで落ち着ける環境にする
・無理に触らない
・子犬で低血糖が疑われる場合は、早めに受診する
改善しない場合は、早めに動物病院へ行きましょう。
震えは検査が多くなりやすい|ペット保険が役立つ理由
震えの原因は多岐にわたるため、血液検査や画像検査などが必要になることが多く、医療費が高額になりやすい傾向があります。
通院・入院・手術に対応したペット保険に加入しておくと、突然の体調不良でも経済的な負担を抑えながら治療を受けることができます。
震えの原因を調べるために、血液検査や画像検査が必要になることがあり、医療費がかさむケースもあります。
▶ 犬の医療費はいくらかかる?検査や通院の費用目安はこちら
まとめ
犬が震える原因は、寒さやストレスなど軽いものから、病気や中毒など緊急性の高いものまで幅広くあります。震えが続く、元気がない、他の症状を伴う場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
医療費がかさむケースもあるため、日頃から備えておくことで安心して愛犬の健康管理ができます。
コメントを残す