犬が突然吐いてしまうと、「どうしたんだろう?」「病院へ行くべき?」と不安になりますよね。
犬の嘔吐には、心配のいらないものから、緊急で受診すべきものまで幅広くあります。本記事では、犬が吐く主な原因と、注意すべき危険なサイン、動物病院へ行くべき判断基準をわかりやすく解説します。
また、嘔吐が続いた場合にかかる治療費の目安も紹介しますので、今後の備えとして参考にしてください。
犬が嘔吐する主な原因
食べすぎ・早食い
消化が追いつかず吐くことがあります。
空腹時の胃液嘔吐(黄色い液)
空腹時間が長いと胃酸が逆流しやすくなります。
ストレス
環境の変化・留守番などで吐く犬もいます。
フードが合っていない
急なフード変更、添加物や脂質の多い食事が原因になることも。
胃腸炎・感染症
ウイルス性や細菌性の胃腸炎でも嘔吐が続きます。
誤食・中毒
チョコレート、玉ねぎ、薬、植物などを誤食すると危険です。
腎臓病・肝臓病などの病気
慢性疾患が原因で吐くことがあります。
緊急で病院へ行くべき危険なサイン
繰り返し何度も吐く
短時間で連続嘔吐する場合は危険です。
血を吐いている
胃や腸に深刻なトラブルがある可能性。
ぐったりしている
脱水やショック状態の可能性があります。
下痢や発熱を伴う
感染症の疑いがあります。
誤食の可能性がある
中毒や腸閉塞の可能性があるため、すぐ診察を。
動物病院での検査と治療費の目安
- 血液検査:5,000〜8,000円
- エコー・レントゲン:5,000〜12,000円
- 点滴治療:3,000〜8,000円
- 入院治療:1日5,000〜20,000円
嘔吐が続くと検査や点滴が必要になり、医療費が高額になるケースも少なくありません。
自宅でできる対処法
- 数時間の絶食(子犬は短め)
- 水は少量ずつ与える
- フードをふやかす
- ストレスを減らす
- 誤食の確認
症状が改善しない場合は受診してください。
高額治療に備えるための選択肢(ペット保険)
嘔吐が続くと、検査・点滴・入院で1〜3万円かかることもあります。
とくに子犬やシニア犬は胃腸トラブルが多いため、通院補償があるペット保険に入っておくと医療費の負担を大きく減らせます。
まとめ
犬の嘔吐はよくある症状ですが、頻繁に吐く・血が混じる・ぐったりしている場合は早めの受診が必要です。
また、重症化すると医療費が高くなることもあるため、普段から備えておくことが大切です。
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