犬が急に下痢をすると、「食事が合わなかったのかな?」「病院へ行くべき?」と不安になりますよね。
犬の下痢はよくある症状ですが、軽い消化不良から、感染症や内臓疾患など緊急性の高い病気が隠れていることもあります。本記事では、犬が下痢をする主な原因、注意すべき危険なサイン、動物病院へ行くべき判断基準、治療費の目安までをわかりやすく解説します。
今後の備えとして、ぜひ参考にしてください。
犬が下痢をする主な原因
食べすぎ・急なフード変更
一度にたくさん食べたり、急にフードを変えたりすると、腸がうまく消化できず下痢を起こすことがあります。
ストレス
引っ越し、留守番、来客などの環境変化によるストレスが原因で下痢になる犬も少なくありません。
冷たい水や食べ物
胃腸が冷えることで、下痢を起こすことがあります。
細菌性・ウイルス性の胃腸炎
感染症が原因の場合、下痢だけでなく嘔吐や発熱を伴うこともあります。
寄生虫(回虫・コクシジウムなど)
特に子犬では寄生虫が原因で下痢が続くケースもあります。
アレルギー
フードの原材料が体に合わない場合、慢性的な下痢が起こることがあります。
誤食・中毒
人間の食べ物や有害な物を誤って食べてしまうと、下痢や嘔吐が起こることがあります。
危険な下痢のサイン|すぐ病院へ行くべき症状
血便が出ている
赤い血や黒っぽい便が出る場合は、腸に深刻な異常がある可能性があります。
何度も下痢を繰り返す
短時間に何度も下痢をする場合は、脱水や重症化のリスクがあります。
嘔吐や発熱を伴う
感染症や中毒が疑われるため、早めの受診が必要です。
ぐったりして元気がない
特に子犬や老犬では命に関わることもあります。
誤食した可能性がある
異物や毒性のある物を食べた疑いがある場合は、すぐに動物病院へ行きましょう。
動物病院で行われる検査と治療費の目安
下痢で動物病院を受診した場合、以下のような費用がかかることがあります。
・診察料:800〜1,500円
・便検査:1,000〜2,000円
・血液検査:5,000〜8,000円
・点滴治療:3,000〜7,000円
・投薬:1,000〜3,000円
軽症であれば5,000円前後で済むこともありますが、検査や点滴が必要になると1〜3万円ほどかかるケースもあります。
自宅でできる下痢の対処法
症状が軽い場合は、以下の対応で改善することもあります。
・数時間の絶食(子犬は短めに)
・水を少量ずつ与える
・フードをふやかして与える
・おやつを控える
・冷たいものを避ける
症状が改善しない場合や悪化する場合は、早めに受診してください。
高額な医療費に備える選択肢(ペット保険)
下痢は犬が動物病院を受診する理由として非常に多い症状です。繰り返すと検査や点滴が必要になり、医療費が高額になることも少なくありません。
特に子犬やシニア犬は通院回数が増えやすいため、通院補償のあるペット保険に加入しておくと、突然の出費を抑えることができます。
まとめ
犬の下痢はよくある症状ですが、血便や嘔吐、元気がないなどの危険なサインがある場合は、早めの受診が必要です。
医療費がかさむケースもあるため、日頃から備えておくことで安心して対処できます。
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